事前に作成した3DデータをUnityを利用してCOCOAR登録用のデータに変換することで、表現豊かな3Dの再生が可能です。
登録用データの注意点
COCOARに登録するためのデータは下記条件をもとに作成する必要があります。
注意点 | 条件 |
---|---|
ファイル名 |
半角英数字、「~ @ _ - =」の5つの符号、 半角スペース,()のみ |
アップロードデータの拡張子 |
.zip |
アップロードデータ内の形式 |
『iOS』と『android』フォルダ |
『iOS』『Android』フォルダ内の構造 |
下記4点のデータをそれぞれのフォルダ内に格納する |
登録用データの設定方法
ここでは弊社が用意する「COCOAR_V13.4.0.unitypackage」を利用した場合の、COCOAR登録用データの設定方法をご案内します。
Unityのインストールや設定については、以下のページをご確認ください。
※Unityバージョンは『Unity 2021.3.22』をご利用ください。
バージョンによっては正常に利用できないものがあります。
COCOAR用パッケージファイルのダウンロード
パッケージファイルの起動
『COCOAR_V13.4.0.unitypackage』を起動し、すべてのデータをインポートします。
Archive Asset Bundleのシーンファイルを開きます。
プロジェクトウィンドウの Assets以下「Scenes」フォルダ 内にある『COCOAR Scene』を開きます。
シーンを開くと COCOAR Marker とデザインされたオブジェクトが表示されます。
モデルのインポート
事前に作成済みの3Dモデルを Assets 内にインポートします。
- ※COCOARスキャン後に表示されるオブジェクトの向きは、COCOAR Makerと表示された四角形を正面にして表示されます。
きれいにオブジェクトを表示させるためには Gameビュー の表示を確認のうえで、オブジェクトの向きを調整してください。
きれいに表示されない例
(左:Sceneビュー 右:Gameビュー)
Sceneビュー上ではオブジェクトが正面を向いていますが、 Gameビュー上では頭頂部を向いているため、 COCOAR2で再生させる時も頭頂部が表示されます。
※頭頂部が正面を向いている場合、スマホカメラの角度を調整すると3Dオブジェクトを 立たせたような形で表示が可能です。
(マーカーにトラッキング状態(貼り付いた状態)の時に限ります。)
きれいに表示される例
(左:Sceneビュー 右:Gameビュー)
Gameビュー上でオブジェクトが正面を向いているため、 COCOARで再生させる時も正面からきれいに表示できます。
オブジェクトの向きは COCOAR Maker の四角形を基準に調整することを推奨します。
インポートしたモデルの子階層化
インポートした3Dモデルをヒエラルキーウィンドウ内の『COCOAR Object』オブジェクトにドラッグ&ドロップし『COCOAR Object』オブジェクトの子階層に配置します。
Prefabの作成
ヒエラルキー画面の『COCOAR Object』を プロジェクトウィンドウのAssets > prefab内にドラッグ&ドロップします。
ビルドが完了すると Asset > AssetsBundle 内に『iOS』と『Android』フォルダが作成されます。
AssetBundleのビルド
『COCOAR Object.prefab』を選択し、メニュー内の COCOAR>BuildSelectedを選択します。
ビルドが完了すると Asset > AssetsBundle 内に『iOS』と『Android』フォルダが作成されます。
COCOAR用データの圧縮
プロジェクトウィンドウ内で右クリックを押し『Show in Explorer』を選択します。
Assets > AssetBundle 内にある『iOS』と『Android』フォルダを両方選択し、Zip圧縮します。
- ※MacOSのPCでお使いいただく場合は、
「WinArchiver Lite」などの Windowsと互換性のあるzipソフトをお使いください。
3Dデータのアップロード
圧縮したZipデータをCOCOARに登録します。
種別は「3Dオブジェクト」を選択し、赤枠内にZipデータをアップロードしてください。
- ※圧縮ソフトによってはデータの一部が欠損し正常にデータのアップロードができないケースがございます。
Windowsをご利用の場合はフリーソフト「CubeICE」「7ZIP」等を利用することで安定してアップロードできることを確認しております。
アップロード後、マーカーをスキャンしコンテンツをご確認ください。