COCOARではコンテンツとして3Dモデルを表示できます。
本ページでは静的な3Dモデルを利用した場合の設定方法についてご案内します。
3Dオブジェクトを確認できるマーカー
こちらの画像にCOCOARをかざしてみてください。
3Dオブジェクトが再生されます。
サンプル用3Dファイル
こちらよりサンプル用の3Dファイルがダウンロードできますのでご活用ください。
-
※WindowsOSのPCにてzip圧縮しています。
※ MacOSのPCでお使いいただく場合は、「WinArchiver Lite」などの Windowsと互換性のあるzipソフトをお使いください。
obj、mtl、テクスチャファイルのファイル名制限
iOS:半角英数字、「~ @ _ - =」の5つの符号、半角スペース,()のみファイル名に利用可能です。
Android:半角英数字、「~ @ _ - =」の5つの符号、半角スペース,()のみファイル名にに利用可能です。
レンダリングエンジンのガイドライン
①画面が小さいため細かなオブジェクトは細部までは表示できません。
②ポリゴンの増加に比例して、モデルの表示時間がかかることを考慮しながら作業を行ってください。
③座標系の中心にオブジェクトを置いてください。また、エクスポートする時にその情報を含めてください。
④.objファイルをエクスポート可能な3DCGソフトウェアをお使いください。
⑤できるだけ簡単なモデルと、小さなテクスチャを利用してオブジェクトを作成する必要があります。
objファイル作成時の注意点
注意点 | 推奨条件 | 補足 |
---|---|---|
ポリゴン数 |
20,000程度 |
表示の可否については使用端末のスペックに依存するため、 推奨値で再生できない場合、ポリゴン数の削減を行ってください。 |
ポリゴンの面 | 三角形面 |
ポリゴンメッシュに三角形以外の多角形を 利用されている場合COCOAR2に登録できません。 |
テクスチャ座標と法線 | 両方設定する |
どちらかが未設定の場合、オブジェクトの輪郭、 テクスチャ、色が正常に表示されません。 |
3Dモデルのサイズ |
10MBまで |
ZIPファイルに含まれる総容量です。 |
objファイルのサイズ |
5MBまで |
5MB以上の.objファイルをご利用の場合は、 |
マルチテクスチャの利用 |
利用しない |
マルチテクスチャの利用はできません。 |
NURBSサーフェス |
利用しない |
NURBSサーフェスには対応していません。 |
mtlファイル作成時の注意
-
マテリアルファイルの一部設定項目についてCOCOARの現在のバージョンでは レンダリングできない可能性があります。
下記項目をご確認の上、オブジェクトの作成を行ってください。
オブジェクトの作成後は必ず実機でオブジェクトの表示を確認してください。
レンダリング対応表 (COCOAR Ver4.0)
種別 |
要素 |
意味 |
iOS |
Android |
---|---|---|---|---|
mtlファイル |
Kd |
拡散反射成分 |
||
Ks |
鏡面反射成分 |
|||
Ka |
環境光反射成分 |
|||
d |
アルファ値(透過率) |
|||
Tr |
発光色 |
ー | ー | |
Ni |
Shininess |
ー | ー | |
illum |
照明モデル |
ー | ー | |
tf |
transmission color |
ー | ー | |
ns |
鏡面反射角度 |
ー | ー | |
sharpness |
refl(反射テクスチャ)の解像度パラメータ |
ー | ー | |
テクスチャファイル |
map_Kd |
拡散反射テクスチャ |
||
map_Ka |
環境光反射テクスチャ |
ー | ー | |
map_Ks |
鏡面反射テクスチャ |
ー | ー | |
map_Ns |
鏡面反射角度テクスチャ |
ー | ー | |
map_d |
透過率テクスチャ |
ー | ー | |
disp |
物体表面粗さテクスチャ |
ー | ー | |
bump |
凸凹テクスチャ |
ー | ー | |
refl |
反射テクスチャ |
ー | ー | |
decal |
マテリアル色とテクスチャ色の融合割合パラメータ |
ー | ー |
その他
注意点 | 推奨条件 | 補足 |
---|---|---|
マテリアルパスの利用 | 利用しない |
マテリアルパスは利用できません。 |
テクスチャファイル作成時の注意
注意点 | 推奨条件 | 補足 |
---|---|---|
テクスチャのサイズ |
常に2の累乗にしてください |
サイズが2の累乗でない場合、意図しない表示になったり、アスペクト比がずれるなどエラーを引き起こす可能性があります。 |
画像フォーマット |
.png、.jpg、.bmp の三種類 |
左記のファイルフォーマット以外 (例:tiff,gifなど) は利用できません。 |
推奨ファイルサイズ |
5MBまで |
5MB以上の場合、通信状況によってダウンロードに大幅に時間がかかる可能性が高くなります。また、10MB以上の場合は、アプリが強制終了する場合もございます。 |
画像サイズ |
2048px x 2048px 以下 |
推奨サイズ以上のサイズは 登録できません。 高解像度のテクスチャからテストし、徐々に解像度を下げて詳細まで表示される最小サイズにしてください。 |
-
①3DCGソフトウェアで作成したファイル名と中身を手動で修正しないでください。
②obj、mtl、テクスチャファイルは1セットです。
異なる3Dコンテンツのファイルを混ぜないでください。
③MacPCで通常のzip圧縮を行いますと、不要ファイルが作られてしまいます。
「WinArchiver Lite」等のフリーソフトを使ってzip圧縮することで、不要ファイルの作成を防ぐことが可能です。
COCOAR管理画面からのアップロード
アップロードする前にobjファイルを、 objビュワーで法面の設定など問題ないかご確認ください。
objファイルをzip形式に変換してください。
(zipファイルには、objファイル・mtlファイル・テクスチャファイルを含めます)
COCOAR管理画面にログインしzipファイルをアップロードしてください。
コンテンツの新規登録方法はこちらからご確認ください。
3Dオブジェクトのサムネイルを設定してください。
-
※ファイル容量によってはアップロードに数分かかる場合があります。
アプリでの確認方法
【3Dオブジェクトの端末上での表示確認について】
各端末のハードウェア性能によっては3Dオブジェクトが意図しない表示になる可能性があります。
必ず実際の端末上での表示を確認するようにしてください。
Android/iOSの動作確認端末(アプリのダウンロードページからご確認できます)の中から
高スペックなものだけではなく、低スペックなものも含めてどのように表示されるかご確認ください。
低スペック機でうまく表示されない場合はオブジェクトのテクスチャやポリゴン数の見直しを行ってください。
確認手順
管理画面上でマーカー読み込み
PC画面上に表示されたマーカーをCOCOARでスキャンしてください。
オブジェクトの確認
3Dオブジェクトのポリゴン数を減らしたり、テクスチャの解像度を小さくするなどして、
問題が改善されるかどうかお試しください。